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Channel: 左右木健一オフィシャルブログ「A ballet of Life」 Powered by Ameba
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コンクール Part 83

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コンクールの結果が良くないと「こんなに頑張ったのに…なぜ?」という思いになる方もいるでしょう。そんな時、冷静に以下のことを読んでみてください。準備はいいですか?まず…袖に待機している際、見切れないような場所に待機していましたか?(指導者の先生が審査員席から見えてしまった場合も、舞台マナーが減点になります)舞台に出てくる一歩目から、心を込めて足を出せましたか?(しかし妙に足を強調させてニョキっと出すわけではなく、あくまで自然に)その足を包み込むポアント(バレエシューズ)のリボン、紐、ゴムにほつれはなかったですか?底が真っ黒だったり、ポアントの先のサテンをきちんと処理していましたか?ポアントのリボンの結び目はきちんと処理できていましたか?「板付 音」のキッカケにも関わらず、変にポーズで止まっていたりしていませんでしたか?(変に止まると、音響の方が音を出してしまいます。そのアクシデント、何回か目撃しました。これは音響さんが悪いのではなく、参加者の責任になります、なぜならポーズで止まってしまったら、音響さんは「板付した」と思うからです)場合たりは大丈夫でしたか?へんな場所から踊り始めていませんでしたか?そして全般にわたり、舞台の空間の使い方は正しかったですか?笑顔が自然でしたか?役の解釈に相応しい笑顔でしたか?鼻をすすったり、口を噛んだり、口をパカパカ開けていたり、目線を必要以上にお客様を見つめていたりしていなかったですか?(過剰な目線のアピールも、良いとは言えません)ポジション、全てが正確だった、と言えますか?ジャンプの着地、乱暴ではなかったですか?ポーデブラは、正しい通り道でしたか?顔の向きを定めるのに、目線は泳いでいなかったですか?マイムのあるようなヴァリエーションでしたら、舞台上の登場人物が何人いて、どこにいて、どのような衣裳を着ていて、どれくらいの身長で、自分との関係性を考えた上で、手を出したり、マイムしていましたか?(登場人物がいない、と思われる場所に手は出さないです)回転数、ジャンプの高さにこだわり、アラ続きをみる

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古江バレエスクール WS &個人指導

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久しぶりに古江バレエスクールさんにお邪魔しました!はじめてお邪魔させていただいた時から一年以上経過しましたが…生徒さんたちの「本気度」が昨年よりパワーアップしています。みんな真剣!私の指導法も昨年と変わりましたのでみんな私のことは知ってるし、私もみんなを覚えていますが、何か全く新しい感じ!真剣に取り組む態度が、素晴らしかった!ジャンプもピルエットもなし(笑)ひたすら「真っ直ぐ立つこと」「身体のどこを使うか」それだけ!ぜひ皆さんの今後のバレエに役立ててもらえたら、嬉しいです。ジャンプもピルエットもなし、で突入したヴァリエーションの個人指導でしたが…こちらも「身体のどこを使うか」ばかりを指導していたのですが、それを子供たちが頭で納得してくれたら、回れるんです!跳べるんです! 多分、生徒さんたちが一番ビックリしたはずです。「あれ?回る練習してないのに…回れてる」と!みんな、実感してくれたはずです!よくコンクールで「小学生のときは踊れても、中学生になったら踊れなくなる」とか言われますが、私は最近、それは絶対違うとわかるようになりました。小学生の時に踊れる、という「踊れる」のと、踊ることを「理解する」は別!「踊れる」という「勘違い」なだけで、踊れていたわけではないんです。ある観点から、よくよく観察すると、小学生の時に踊れて、中学生になったら踊れなくなる子の共通点があります。「意続きをみる

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DLS 佐藤愛さん との 出会い

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今日はアテールバレエスタジオでWSでしたが、その記事のまえに…DLSセミナーで来日中の佐藤愛さんと、お食事をしました。お食事という名の「愛の説教部屋」嘘です!(笑)まさに名前の通り、Suger Love な優しい(!)愛さんです。実はこんな感じでプライベートに愛さんとご飯を食べたのは初めて。いわゆる「ブログ友達」って感じだったので、割と頻繁にやりとりはしておりましたし、セミナー後も色々とお世話になり…感謝の気持ちでいっぱいです。愛さんの情報発信量は、膨大です。私も毎日ブログは更新していますが、愛さんの情報量たるや…半端ない!DLSポットキャスト、ブログ、Instagram、Twitter、Youtube など…そして2冊の本!いったい、いつ寝てるの?みたいな愛さん。今回もセミナーで疲れているのに、時間を割いてくれて、マシンガントーク炸裂!その言葉ひとつひとつが、私にとって学びの場でした。バレエ教育の在り方、コンクールの在り方…愛さんは、もちろんアンチコンクール派。私は、コンクール審査員。一見「水と油」のような愛さんと私。しかし目指すゴールは同じなんです。実は私は大の解剖学嫌いでした。理由は以前書いたと思いますが、20年ほどまえに、ある「解剖学的バレエクラス指導」みたいなセミナーを受けた際「バレエに必要なのは、土踏まず、内筋、下っ腹、この三点だけ!膝をのばすな。大腿四頭筋は一切使うな、ふくらはぎも一切使うな、お尻は全部使うな!」と言われ…え?内筋だけ使って、膝伸びる?ふくらはぎ、一切使わない?ポーデブラに必要な筋肉は、ないわけ?ピルエットを回る際に、軸足の膝を伸ばさないわけ?ジャンプの着地の際、お尻がゆるゆるなわけ?と…そして、その手法が取り入れられた指導法(私は一切そのようには指導しませんでした)が蔓延してから、各地で膝を怪我する子が続出。そこで、私はますます「解剖学続きをみる

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アテールバレエスタジオ WS &個人指導

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日曜日は高円寺のアテールバレエスタジオさんにてワークショップ&個人指導でした!風邪とかでキャンセルが多かったらしいですが、それでも…これだけの皆さんにお集まり頂きました。しかも実際は写真NGの方は写真に写っていないので、もっと人数多いんです。2クラス目は子供たちも、大人の皆さんも、内容同じ!大人の皆さんだからとは言え、容赦しません。だって…基礎必要ですから。もちろんターンアウトとか努力も時間も必要ですが「大人だから」「子供から始めたわけではないですから」みたいな言い訳をしながらオープンスタジオに通うなんて、勿体ない!大人だからこそ、絶対、絶対、必要です。何が?知識が!またぜひいらしてくださいね。毎回ビシッと記念撮影するジュニアの子たち。今回は、なぜか?みんな底抜けに明るい!これはJBCの特別講習会でも指導した内容と全く同じ。今週土曜日の大阪、中津の松田敏子先生 MRBワークショップでも、必ずやりますので、受講される方は参考までに見ておいてくださいね!「基礎、基礎って、基礎って何ですか?」と良く聞かれます。そんな時、このように答えています。「日本語喋れるのに、ひらがな書けない人いる?基礎がない、って、それだよ続きをみる

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MOMOバレエスタジオ WS &個人指導

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月曜日は三軒茶屋のMOMOバレエスタジオさんに初めてお邪魔しました。アテールバレエスタジオさんの私のWSを見学されていた桃子先生から、facebookを通じてご連絡がありました。(あ、私のfacebookアカウントは2つあるのですが、ご連絡頂ける際はコチラのメッセージのほうが良いか、と思います!)初めてのスタジオだったのに、なぜか子供たちが私になついてくれて、嬉しかったです!まず最初に「今日は、回って、跳んで、とか…ないからね!」と断言したあとに、身体について説明しました。身体の説明のあとは、いかにバーを持つか、の説明。説明ばかり(笑)しかし、たくさん耳を傾けてくれている続きをみる

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コンクール Part 84

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<Q>はじめまして。いつも勉強になることばかりで毎回欠かさず拝見しております。数年前からコンテンポラリー部門のコンクールにでる方が増えている気がします。コンテンポラリーといってもネオクラシックや新体操っぽいものなど色々ありました。そんな個性が違う作品のなかで審査員の方々は何を見て審査するのでしょうか?初めてみる振付で動きもクラシックのように決まっていないので不思議に思いました。お答えいただければ幸いです。これからも投稿楽しみにしております。<A>とても素晴らしい質問!はい、お答えします。「個性が違う作品のなかで審査員の方々は何を見て審査するのでしょうか?初めてみる振付で動きもクラシックのように決まっていないので不思議に思いました」まず、私は(ですが、私は、ですよ!)振付は一切審査の対象外です。なぜなら「振付コンクール」ではないからです。ですから日本独特の現代舞踊の振付から、ネオクラシックな振付から、ヒップホップのような振付から、新体操のような振付などなど…その振付を審査してるわけではないです。一番見ているのは、その与えられた振付を解釈して、演じられるかのキャパシティ、アビリティがあるか、ないか?を見ています。実際に…(毒舌になりますね 笑)バレエ団に入っていたら、趣味の悪い衣裳を着せられて、何のコンセプトもない振付、心すら動かされることない音楽で「踊れ!」と言われます。はっきり言って非常につまらない作品も踊るのも「仕事」のうちです。しかし、そのつまらない作品を、優れたダンサーたちは超越して見せることが出来たりします。これが「コンテンポラリー続きをみる

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ゴール設定

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仙台に戻り、朝からオープンクラスでした。その後は通常のクラスを…ちょっといつもと違う感じで撮影してみました。オープンクラスの方や生徒たちにも話をした事を書きますね。例えば、富士山に登るとします。誰もが富士山の頂上を目指す必要もなく、五合目で満足する人もいれば、本当に登るのが目的ではなく、インスタ映えのためだけに登る人もいるかも知れない。しかし、登山ですから辛いはず。しかし辛いからと言って富士山に「もう少し、楽な登山ができるように、標高低くしてください」なんてお願いしないですよね。その「富士山」を「バレエ」に置き換えてみてください。「バレエが上達しないので、もっとゆるく指導して下さい」とか「そんなにバレエに熱心ではないので、ハードル下げてください。楽しく踊れたら良いですから」と言うのは、バレエのレベルが高いのが悪いのですか?富士山が高いのが悪いのですか?バレエの頂点を低くすべきですか?近所の丘に軽装で登るのと、高尾山に登るのと、富士山に登るのを一緒にしてはいけませんよね。それとバレエの上達は同じです。バレエという「山の続きをみる

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”MRB大阪にて「特別レッスン開講」9/29土”

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先日もお伝え致しました松田敏子先生のMRBにてワークショップ指導。明後日土曜日となりました!予約不要だそうです!これは私も初めての事で「一体どれくらいの方が集まるのか?」と謎めいてしまうのですが(笑)お気軽にフラッと立ち寄って頂く形だと、意気込んでいらっしゃる必要もないかも知れないですね?ぜひフラッとお立ち寄り下さい。詳細は ↓今回はなんと家本香絵先生がジャイロキネシスをご指導される、との事で、こちらも非常に楽しみです。私のクラスは、ジャイロキネシスのWSとペアになってるんですよ!バレエで「ん?なぜこの動きがうまくいかないのかな?」というのがバレエのレッスンで理解出来なくても、ジャイロをやると「あ、なんだ!だからか?」続きをみる

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レッスン態度

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コンクールの「質問コーナー」で一番多くて、しかし私が答えていないもの(コンクールに関係あるような内容を優先的にお答えしていました)で多かった内容を、今日取り上げますね。「先生がえこひいきする」「自分は古いのに発表会で役がつかない」「自分だけトウシューズを履かせてもらえない」はい…あるある話です。昔から変わらずある悩みです。ちなみに私ですが、男の子だからと言って優遇されたことはありませんでした。あるキッカケ以前は。しかし、ある事を変えてから、私に注目が集まりました。何か、と思いますか?「レッスン態度」を改善したからです。佐藤愛さんの記事を引用します。指導する側として、集中しているダンサーを教えるのは楽しいです。これね、人間だから仕方ないの。みんな平等、っていうけれど、10%の力を出している子と80%、100%の子がいたら、その子達を33.333%ずつ見るのが平等かしら?それとも出されたエネルギーに対して、頑張っている努力に敬意を表して、指導者側も10%、80%、100%とするのが平等かしら?「頑張っているつもり」が態度に素直に出ない場合、その頑張りは「無駄」です。私のコンクール質問コーナーにも「先生がえこひいきするから、移籍したいです」みたいな内容がたくさん送られてきました。確かに、自分にアテンションされなければ辛いですよね。しかし、移籍したら「えこひいきがなくなる」と思いますか?社会人になったら、それこそ不公平、不平等、理不尽なことばかりですし、ある特権階級だけ裕福な国の日本において「みんな平等」が存在しないのは…おわか続きをみる

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理解出来ない悲劇

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凄いタイトルですよね(笑)実はこの写真を見て、思い出したんです。左側が私です。本番時は小1でしたが、振付時はまだ年長。3月31日生まれでしたから、まだ6歳。ツーステップをしながら、自分の周りを円で回る振付だったのですが、なんだかよく理解していない私。先生が「自転よ!何度言ったらわかるわけ?自転よ!じ・て・ん!!!」物凄い剣幕で怒られても、よくわからない自分。なぜなら…「自転」という意味も「自転」という言葉すら、知らなかったから!しかし昭和のバレエ教室。全部こんな感じでした。大転子も座骨も仙骨も、何の説明もなく「ひらけ!まっすぐ!強く!」これだけ。ハムストリングという言葉なんて皆無でしたし、土踏まずがロールインしても、ポアントが引けて立とうが「出来ないのは、やる気がないからよ!」の一言で終了(笑)出来るまでやらせる…だから、皆、自分たちのチカラで乗り越えてきました。ターンアウトの「タ」の字もない昭和時代。よく無事に生き残れた、と思います。まあ、それはともかく…何が悲劇か、というと。「自転」の意味を知らない子供に、言葉だけで「自転よ!自転」と言っても、通じないんですよ。当たり前ですが。「今時の子供たちは本を読まない」と言われますが、確かにボキャブラリーが少ないと感じることが多々あります。「あれ、これ、それ」で済ませる。それ、老夫婦の会話ですよね。「おい、おまえ、あれ」「はい、あなた」みたいな(笑)私、ボケの始まりは「あれ、これ、それ」で済ませる人が、老人に続きをみる

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MRB大阪 WS 無事に終了しました!

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台風が近づくなかにも関わらず、100名近い皆様にお集まり頂きましたMRB松田敏子リラクゼーションバレエにてのワークショップ。物凄い熱気でした!まずは1クラス目。最年少5歳(笑)みんな、物凄い集中力!子供たちにはバーレッスンの重要性を一から全部説明しました。みんな真剣に聞いてくれて嬉しかった!その後、家本先生のジャイロキネシス。私も受講させて頂きました!もう最高〜!気持ちよかったです!その後、2クラス目に突入!なんだなんだ(笑)ですよね。はい、これは知ってる人は何をしてるか、わかりますね。はい、アレです、アレ。アレ…きついでしょ?でもその後のバーレッスン、ラクでしたよね!2クラス目の人数が…すさまじいことに続きをみる

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Dance Europe に 掲載されました

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Dance Europe 10月号の「ポアントワークはいつスタートするか」 について、コメントを求められたので、お答えした内容が掲載されております。ボリショイのマリーナ・レオノワ先生からはじまり、JKOのシンシア・ハーヴェイ先生、ENBSのカルロス・バルカーセル先生のあとに私のコメントが掲載されております。モナコのルカ・マサラ先生や、オーストラリアバレエ団の元芸術監督 メイナ・ギールグッド先生、私がザルツブルクで踊っていたときお世話になったヨーコ・イチノ先生のコメントも掲載されております。トウシューズを何歳から履くべきかの基準が、色々なお国事情で変わるものの、やはり早期のポアント使用に関しての見解がここ数年で変化してきていると思われます。「何歳から履くべき」「何歳まで絶対履いてはいけない」の基準も、海外の先生方のなかでも意見がわかれるので、一筋縄ではいきません。私も自分の考えはありますが「これが絶対です!」みたいな事を言う資格も権限もないと思っております。あくまで「個人の選択」だったり「指導者の判断」だったりしますので。特に日本には日本独特の「バレエ教室事情」や「コンクール事情」があり、非常に複雑な問題を抱えて続きをみる

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マダムバレエグランプリ 2018

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昨日は台風のなか、マダムバレエグランプリ2018が開催されました。私は昨年に引き続き、審査員を務めさせて頂きました。台風で首都圏の電車がストップするということで、表彰式もキャンセル。参加された皆様には非常に残念だったことと思われますが、亀有リリオホールも退館をしなくてはいけなかったり、同じ建物にあるショッピングセンターも閉館。かなり切羽詰まった危険性を感じましたので、安全確保の為には正しい選択だったと思います。たぶん参加された方は、審査員の総評を期待されていた方もいらっしゃったはずですので、こちらのブログにてお話しさせて下さい。昨年同様、ランウェイ部門から始まり、参加者の皆様のバレエ愛を感じることが出来、非常に楽しませて頂きました!バレエの技術面に関して言えば、本当に時間のかかることですし、初舞台の方や、初めてヴァリエーションを踊られる方もおられたはずですから、1日2日で改善は難しいと思います。技術面は、日々地道に努力することと、時間をかけて、焦らずにコツコツとレッスンをすれば必ず身を結ぶと思いますので、ぜひ焦らずにのんびりとレッスンに励んでくださいね。一方で、いますぐにでも改善出来ることがございます。それがシニヨンとポアント。今回もシニヨンの結い方が気になりました。後れ毛が出ていたり、頭の形に沿わずにお団子が飛び出ていたり、小さすぎたり、大きすぎたりして…たぶん普段か続きをみる

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コンクール Part 85

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<Q>はじめまして。左右木先生のブログはとても参考になるため、いつも楽しみにしています。私は22歳、バレエ歴16年、コンクール歴5年です。就職活動などがあったため、最後にコンクールに出たのは昨年の夏です。コンクール出場レベルに関してのご質問です。私の教室では希望者全員がコンクールに参加可能ですが、選抜メンバーのみ参加可能なお教室が多いように感じます。バレエは努力が実を結ぶ世界ではないため、私の教室には予選落ちや最下位ばかりになられる方もいらっしゃいます。普段通り踊れたにも関わらず、他の出場者と大差がある場合も多いです。そのような姿を見ていつも私が考えてしまうのは、そのレベルでそのコンクールに出場することは正しい判断なのかということです。自分とレベルが明らかに異なる方々ばかりが例年出場するコンクールへの出場に関して、左右木先生はどうお考えですか?どうしてもそのコンクールに関わりたいのであれば、出場者としてではなく観客としてコンクールに関わることもできると思いますが、その点はどのようにお考えでしょうか?また、私はバレエとは無縁の分野に就職し、おそらくこれまでほど練習時間を確保することはできないと思いますが、刺激を受けたりするためにまたコンクールに出場したいと考えております。審査員の方々は、たくさんの人数を何時間も採点しなければならない大変なお仕事をされていると感じるのですが、このような出場者は審査員側としてはご迷惑でしょうか?<A>まずは「このような出場者は審査員側としてはご迷惑でしょうか?」迷惑?とんでもないです(笑)しかし悲しみを感じることはあります。例えばポアントのリボンの結び方、シニヨンの結い方などの舞台マナー。これは子供たちの責任ではなく、指導者の責任です。きちんと指導されていない、というのが舞台に登場した瞬間にわかります。そして、それは非常に悲しいことです。「バレエは努力が実を結ぶ世界ではないため、私の教室には予選落ちや最下位ばかりになられる方もいらっしゃいます」という内容ですが、コンクール Part 83 にも書いた通り「頑張った続きをみる

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10月のオープンクラス

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10月のオープンクラス 予定です。水曜日 3日 10日 17日金曜日 5日 12日 19日 26日時間 10:45 - 12:00受講料 ビジター価格 ¥3000 ✳︎オープンチケットもございます 無期限 10回分 ¥ 22000 で断然お得です!バレエ経験一年以上の方でしたら、どなたでも受講出来ます(小学5年以上続きをみる

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World Ballet Day

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毎年恒例の ワールドバレエデー今年も早速始まっているみたいですが、私は色々な雑用を済ませながら、見たり見なかったりしてます。このワールドバレエデー。現在のバレエ団の様子が伺えて、とても面白いので、毎年よく見ています。リハーサル風景や劇場裏の様子はとても面白いです。バレエファンや、現在のバレエ界の動向を知りたい人、バレエとは無縁の一般の方には素晴らしい企画ではありますが、バレエを習う子供たちや趣味でバレエを習う大人の方にはあまり見て欲しくない(真似して欲しくない)シーンがあるかな?という話を、この間ある先生とも話していました。ある先生は「うちの生徒には、見るな!と言ってる」とも。どのシーンか、わかりますか?クラスです。バレエ団のクラスは、あくまでレッスン後に続く長いリハーサルに備えての、単なる「ウォームアップ」にしか過ぎません。冷えないように、色々着込んでいますし、髪型も自由、自分のペースに合わせて、教師の与えるエクササイズを自己流に勝手に変えたり、教師が順番を説明しているときに座り込んだり…以上のことをバレエ学校で毎日そんな態度でレッスンを受けていたら、たぶん退学です(笑)しかし、バレエ団ではOK。そのようなクラスの受け方をしても、リハーサルや本番を怪我する事なく、こなしていればOK。こなさない場合には「あ、あんなレッスン態度だから、怪我するし、役も付かないんだよ」と言われますが。究極の「自己責任」というやつです。まあ、どの世界も当たり前ですが、プロとはそんなものです。とは言え、バレエ団のレッスンのコンビネーションとかは見ていると「いいな!」と思いますし、私も身体を動かしたく続きをみる

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ジャン・イヴ・エスケール先生 WS の ご案内

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YAGP日本予選にて審査員を務められるジャン・イヴ・エスケール先生(オランダ国立バレエ トレイニープログラム 芸術監督)のワークショップを開催致します。 ジャン・イヴ・エスケール先生 ワークショップ10月23-24日場所 左右木健一・くみバレエスクールクラス(バレエ経験2年以上の小学3年以上〜成人まで) ✳︎ ピアニスト 阿部佳弥子 先生時間 19:00 - 20:30受講者人数 30名のみ受講料 2日間 ¥16000 (1日のみ ¥10000)指導者の方のみ見学可見学料 2日間 ¥5000 (1日のみ ¥4000)ヴァリエーション個人指導(YAGP参加続きをみる

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コンクール Part 86

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<Q>おはようございます!初めてメッセージを送ります。アメブロ、インスタを通じて左右木先生にいつもいつも温かいパワーとバレエ愛を頂いております!!先生のおかげで、happy dancingであることが全てであり、心身共に健康的にバレエを続ける事を目標に出来ました。このように思える様になったのは左右木先生のおかげなんです!ありがとうございます。心より、お礼申し上げます。私には小学4年生の娘がおります。コンクールには2年前から挑戦させて頂き、普段の生活では学ぶ事のない、素晴らしい!!経験をすることが出来ました。そこで学んだ事は、結果に一喜一憂せずに、それまでの過程が大切である。結果に自信を持たず、その過程においての 自分自身に自信を持つこと。自分と向き合い、自分を知ること。でした。(中略)左右木先生へ質問です。レッスン量 についてです。規模の大小関わらずコンクールを目指すのであればレッスン量も自然と多くなってくるかと思います。運動学習という観点から見れば繰り返し正しく行う。あくまでも 正しく!ですが、回数が多いにこしたことが無い様に感じてしまいます。特に多いお子さんでは週10レッスン程反対に少ないお子さんでは週3レッスン程。この違いは月で言うと9クラスと40クラス年間では108クラスと480クラスかなりの差があります。(中略)左右木先生はご自身のスタジオ生徒さんや多くの外部生をご覧になられていて、“コンクール、舞台に挑戦する場合の生徒さんが練習を行う場合の レッスン量” レッスンが無い場合のお稽古場での“自習” いかがお考えでしょうか。また先生の生徒さんはどのようにされていますか?<A>私のスクールでは「自習」と言っても、決まりきった内容を復習するための自習となっています。時間制限もあります。決まったバーレッスン以外は禁止。コンクールで踊るヴァリエーションや、発表会で踊る作品の練習以外は一切させていません。本来でしたら、スタジオはバレエを楽しむために開放したかったのですが、その昔、自習と称して、ただ単にスタジオで遊んでいただけの生徒がいたので(本当は嫌なのですが)割と厳しいルールを設定しました。海外のスクールでは「自習禁止」のところもあります。確かに朝から晩までクラスが毎日あるので、日曜日まで「自習」は必要ない。あくまで「休息日」なわけです。しかし、日本の場合は国立バレエ学校ではないですから、毎日レッスンのないお教室の場合は「自習」が重要だったり、その昔は「自習で上手になる」みたいな自習神話もあった続きをみる

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本番まであと4日

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洋舞公演まで、あと4日。オランダに行った蒼士の場所を、私が踊らなくてはいけなくて…とは言え、自分の踊りよりも指導のことが優先(指導者なら当たり前ですが!)だったので、自分のメンテナンスも全然してなくて…これではマズイ、と思い、無理矢理時間を作り、久しぶりにバーレッスンしました。とりあえず衣裳も心配だったの続きをみる

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コンクール Part 87

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今までの「質問コーナー」掲載しなかったなかにも、体型についてのご相談がたくさん寄せられました。今日のお話はかなりセンシティブな問題です。しかし、今までずっとダンサーたちが抱えてきた(そしてこれから先もずっと)問題なので、これは let‘s face it! だと思います。フミさんのブログです。リブログさせていただきます。実は私は10代の頃「痩せすぎ!」「食べてるの?」「ひ弱!」「もっと食べたら!」と、毎日のように言われました。しかし、本当に食べていたんです!どんぶり飯3杯に、マクドナルドではビックマック2つ、チーズバーガー、ポテトを平らげ、コーラを2Lがぶ飲み出来る子供でした。それでも、太れない。身体は大きくなれない。この写真は18歳の頃。一番食べていたし、一番筋トレしていたのに、筋肉が全くつかない…そしてかなり頑張って身体を大きくしたのですが…今度は日本に帰国して真っ先に言われたのが「デブ!」「太りすぎ!」「食べすぎなんじゃない?」「ちょっとは考えたら?」もう、どうしていいかわからない…そして20代後半から、ダイエットというものを始めました。その結果、足が痛い…治療しても、痛い。31歳で辞めました。みるみる体重は増えました。そして12年後に復帰することになり、15kg痩せて、体脂肪は6%まで落ちました。馬鹿ですよね…毎日毎日体重計に乗っかっていました。その結果、得られたものは、肉離れ、足底腱膜断裂。しかも舞台のうえで…それにもかかわらず「自分の努力が足りないからだ」とか「30代で辞めたくせに、また踊り始めるからこんなことになるんだ。辞めなきゃ良かったのに、馬鹿!」みたいに誰かに責められている気にもなりました。コンクールでも、審査員のなかで体型についてはもちろん語られていますし、その言葉を自分に当てはめては「自分が痩せなきゃ、説得力がな続きをみる

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