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オープンクラスのお知らせ
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20周年記念 ガラ公演 告知動画 配信スタート!
左右木健一・くみバレエスクール
20周年記念 ガラ公演
YouTube 告知動画が配信スタート致しました!
是非ご覧ください。
<公演情報>
左右木健一・くみバレエスクール
20周年記念 ガラ公演
2017年 7月 23日(日)
名取市文化会館 大ホール
開演 15:00 (開場 14:30)
<ゲスト>
宮川 新大
(チャイコフスキー記念東京バレエ団)
川西 真理
(ベルリン国立歌劇場バレエ団)
アレクサンダー・シュパック
(ベルリン国立歌劇場バレエ団)
ロベルト・ケンジンスキ
(クラクフ歌劇場バレエ団)
<友情出演>
樋上 諒
(S.BALLET.ART)
大岩 詩依
(YARITA YU BALLET STUDIO)
雨宮 暖 市野 眞菜 小西 美鈴 飛田 夏美 前田 日菜
(YARITA YU BALLET STUDIO)
<左右木健一・くみバレエスクール>
左右木健一
(SBS YOUTH BALLET)
牛坂久良々
(クラクフ歌劇場バレエ団)
桂島 奈々
(SBS YOUTH BALLET)
左右木茉琳
(キーロフアカデミーオブバレエオブワシントンDC)
田中黎水那
(モナコ王立グレースバレエ学校)
ほか
<主な演目>
左右木健一 新作
「グラン・デフィレ」
「シンデレラ・ジャーニー」
「デニッシュ・ヴァリエーション」
「レ・シルフィード」
「眠れる森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
「ラ・シルフィード」よりパ・ド・ドゥ
「ラ・ヴィヴァンディエール」
「天地創造」より アダムとイヴ
*振付指導 木村規予香
「Faltz」
「PACE」
「Ein Traum」ほか
入場無料 <要 整理券>
整理券配布 2017年 7月1日(土)午前10:00-
メールにて予約(1件のメールにつき、4枚まで予約可能)
メール sokiballet@gmail.com
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モナコグランプリ期間中
モナコグランプリ期間中、寮から離れる必要があったので、黎水那が一週間だけ帰国しました!
もともと黎水那がモナコでコンポジション試験(自作自演の作品。音楽、振付を全て自分で創ります)で仕上げた作品に、私が適当に(本当にメチャメチャ適当なインプロ。なので二度と踊れない!)ジョイントしただけ!
イェ〜〜イ!
四年間キーロフアカデミーオブバレエオブワシントンDCに留学していたマリンの卒業公演、卒業式に立ち会います。バレエはもちろんですが、とにかくアメリカの高校卒業証書だけは絶対に手に入れたい、と4年間勉強と両立してきた結果、無事に卒業出来ることになりました。
今は機内のなかです。機内wifiでうまくいけば、更新されるかな!
お土産買ってかえるから、待ってて下さいね!
さて、これから機内でガラ公演のプログラム原稿を書くとします。帰国したら色々なワークショップ、リハーサル、出張、個人指導が待っているので、頭をきちんと整理しようと思います。
左右木健一
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シミュレーションバレエコンペティション
ブログがなかなか更新出来ませんでしたが…
日曜日はオールジャパンバレエユニオン主催のシミュレーションバレエコンペティションでした。
うちのスクールからは喜多川聖彩がエントリーしました!
くみ先生、コンクール初出場の聖彩の付き添いに真剣すぎて、衣裳の写真を撮り忘れ(笑)
このコンペティションは「シミュレーション」という名前の通り、本格的にコンクールにエントリーする前の、いわゆる「お試し」
審査員はコメントシートにアドバイスを記入します。
私もそのコメントを書かせて頂きました。
いつもの審査員メンバー。大先輩の先生方から、現役バリバリのバレリーナまで。幅広い面々で構成されております。
一番気になったのは、下肢の開きはもちろんですが、振付や音の取り方でした。これは海外の審査員の先生方がずっと仰っていることなので、今回もコメントシートに具体的に記入致しましたので、ぜひ参考になさってください。
翌日は日本音楽高等学校。生徒たちは写真NGなので、私が。
本当は生徒たちに私のデモンストレーション動画を見せたかったのですが、私のカリキュラムを一般公開出来ないので(笑)
左右木健一
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KAB Spring Performance リポート Part 1
左右木茉琳が13歳から留学しているキーロフアカデミーオブバレエオブワシントンDC(以下 KAB)
冬と春に計6回学校公演があり、今回春の公演 Spring Performance を3日間観るためにワシントンに滞在しております。
今回の公演プログラム、ポスター、告知。
すべて茉琳が選ばれました!
リポートを数回にわけて、書きます!
まずは初日。ダレス国際空港に到着。
茉琳の担任、エリン・フォレスト先生。YAGPで必ず入賞者を輩出しているニューヨークのエリソンバレエの教師でもあったフォレスト先生。かなり厳しいです(笑)しかし愛情があります!
茉琳のパドドゥ指導はシリル・ピエール先生。昨年から講師陣として招かれていて、男子はかなりのレベルまで上がりました。さすが、ルシア・ラカッラのパートナーとして長年踊り続けたスター。大スターなのにこんなに気さく!本当に素敵な先生です。
本番まで時間があったので、学校内をウロウロと…
すなわち舞台サイズのスタジオが4つあるんです。そして男女それぞれの寮室(2人部屋で全室トイレ、シャワー付き。良い部屋はバスタブがついています)KABはバレエだけでなく、朝からきちんと学科の授業があるので、学科専用の教室もあります。
そんな学科専用の教室が、楽屋に変わります。
フォレスト先生から色々とアドバイスをもらっていました。
彼も大活躍でした!
左右木健一
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KAB Spring Performance リポート 2
学校公演 2日目
KABの広大な敷地や建物はやはり圧巻です。
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KAB Spring Performance リポート Part 3
そして翌日の朝は卒業式でした。
キーロフ卒業生でもあり、ユニバーサルバレエのプリンシパルでもあるヘミンさんとジェオンさん。私の古巣のバレエ団のトップが、わざわざワシントンまで来て踊りに来てくれて…
しかも「沈清」のムーンライトパドドゥ(マクミランのパドドゥ並みに難しいリフトの連続!)「眠れる森の美女」グランパドドゥ、2作品3夜連続、完璧に踊り抜き、そのプロ精神はしっかりと生徒たちに伝わったはずです!
学校公演だから、と手を抜くわけではなく、入念にアップして、毎晩きちんと踊りこなす姿は素晴らしかったです!
ユニバーサルバレエの芸術監督でもあり、キーロフ副校長のブライアンから
「ジョフリーシカゴに行く前に、ユニバーサルバレエ、1ヶ月来ないか?」
と誘われました!本当に有難いお話!私が踊っていた頃と違い、そんなに簡単に入団出来るようなレベルではなく、スーパーモデルみたいな韓流スター並みの容姿の団員たちがひしめくバレエ団での研修。本当に感謝です。
私も新国立劇場のこけら落としで全く同じ猫を踊っていたので、懐かしかったです!
Sunu君をはじめ、仙和芸術学校からは、とにかく優秀な人材が続々輩出されます。その仙和とキーロフが昨年から本格的に提携を結びました。
ソウルとワシントン…ですが、バレエに関しては徹底的にワガノワなので、まるでロシアの学校のような教育。本当にみっちりしごかれました!
親として、子供が留学したらどうすべきか、を私自身が学んだ4年間でもありました。
私が出来ることは、そんな経験談をこれから留学させようとしている親御さんたちに伝えることだと思っています。
これからキーロフのサマーに留学される方にも、ぜひアドバイスが出来れば幸いです!
最後になりましたが、空港での1ショット…
食生活もですが、留学するために必要なこと、それは
「自己管理」「コミュニケーション能力」
それさえあれば、あとはどうにかなります!
バレエのレベルは問題ないです。全てはこの二つ。
うちの生徒たちにも伝えていこうと思います!
左右木健一
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新たな展開!
今日はワシントンから帰国した左右木茉琳がオープンクラスに参加しました。
実はその昔、解剖学的バレエ指導セミナーなるものを受講した際、腑に落ちないことが山ほどあり、実際その指導法で上手くなった子はほとんどいなくて、むしろ膝を悪くしたケースを全国で多々と耳にしたので、なおさら解剖学を売りにバレエを指導することが怖くなり…
茉琳と私がリハーサルしている後ろで?
実はその昔、解剖学的バレエ指導セミナーなるものを受講した際、腑に落ちないことが山ほどあり、実際その指導法で上手くなった子はほとんどいなくて、むしろ膝を悪くしたケースを全国で多々と耳にしたので、なおさら解剖学を売りにバレエを指導することが怖くなり…
そんななか、うちのスクールのすぐ近くに要先生が「バレエ整体」をはじめて、うちの生徒も通うようになり…
ご自身もバレエを始められて、とても勉強熱心の先生とお見受けしたので
「ぜひうちにいらしてください」
という運びになりました!
私達バレエ教師がいくら解剖学を勉強したところで、いざ生徒たちに身体の問題が生じた際、適切な治療を施せるわけではない。アマチュアがあれこれ口出しするのではなく、身体の事は身体のエキスパートにお願いしなくては、と以前から感じていたところに、素晴らしいご縁が出来ました。
要先生、今後ともよろしくお願いします!
要先生の解剖学セミナーは、7月を予定しております。詳細が決まりましたら告知致します。
左右木健一
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20周年記念 ガラ公演 告知動画 配信中!
左右木健一・くみバレエスクール
20周年記念 ガラ公演
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是非ご覧ください。
<公演情報>
左右木健一・くみバレエスクール
20周年記念 ガラ公演
2017年 7月 23日(日)
名取市文化会館 大ホール
開演 15:00 (開場 14:30)
<ゲスト>
宮川 新大
(チャイコフスキー記念東京バレエ団)
川西 真理
(ベルリン国立歌劇場バレエ団)
アレクサンダー・シュパック
(ベルリン国立歌劇場バレエ団)
ロベルト・ケンジンスキ
(クラクフ歌劇場バレエ団)
<友情出演>
樋上 諒
(S.BALLET.ART)
大岩 詩依
(YARITA YU BALLET STUDIO)
雨宮 暖 市野 眞菜 小西 美鈴 飛田 夏美 前田 日菜
(YARITA YU BALLET STUDIO)
<左右木健一・くみバレエスクール>
左右木健一
(SBS YOUTH BALLET)
牛坂久良々
(クラクフ歌劇場バレエ団)
桂島 奈々
(SBS YOUTH BALLET)
左右木茉琳
(キーロフアカデミーオブバレエオブワシントンDC)
田中黎水那
(モナコ王立グレースバレエ学校)
ほか
<主な演目>
左右木健一 新作
「グラン・デフィレ」
「シンデレラ・ジャーニー」
「デニッシュ・ヴァリエーション」
「レ・シルフィード」
「眠れる森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
「ラ・シルフィード」よりパ・ド・ドゥ
「ラ・ヴィヴァンディエール」
「天地創造」より アダムとイヴ
*振付指導 木村規予香
「Faltz」
「PACE」
「Ein Traum」ほか
入場無料 <要 整理券>
整理券配布 2017年 7月1日(土)午前10:00-
メールにて予約(1件のメールにつき、4枚まで予約可能)
メール sokiballet@gmail.com
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桜井幸子先生 WS 空き状況
<ワークショップのご案内>
ローザンヌ国際バレエコンクール、ユースアメリカグランプリで数多くの受賞者を輩出した韓国の仙和芸術学校でご指導されてきた桜井幸子先生のワークショップ。いよいよ今週開催です!
この度は仙台の左右木バレエでの指導の為だけに来日されます!
6月9日(金)10日(土)
✴︎指導者のWSは現在、キャンセル待ちとなっております。
学生の為のワークショップは若干数空きがございます。
スケジュール
6/9 (金)
17:50-19:20
学生の為のワークショップ 小学3年生以上
19:30-21:00
学生の為のワークショップ 中学生以上
6/10 (土)
15:30-17:00
学生の為のワークショップ 小学3年生以上〜
<受講料>
1クラス ¥5000
(指導者の方は、生徒様同伴の場合は¥3000となります)
<受講資格>
学生の為のWS
バレエ経験3年以上の小学3年生以上
✴︎所属先の先生の許可が必要となります
韓国のバレエレベルが一気に上がったのは、ダンサーではなく、教師の育成の成果です。日本では指導するに十分な知識や経験がないまま、趣味の延長で教室、サークルを運営しているケースが増え、これは国際バレエコンクールの審査員のなかでも問題視されております。
メソッドにも統一性がなく、コンクールのヴァリエーションなども、オリジナルからかけ離れていたり、違うメソッド同士をミックスしてしまうことも非常に懸念されております。
今回のワークショップでは、その問題を徹底的に改善致します!
桜井幸子 先生
橘バレエ学校にて 牧阿佐美に師事
1984年より 韓国に渡り
韓国 仙和芸術学校にて 6年間 バレエを学ぶ
韓国 梨花女子大学 舞踊科 卒業
ワガノワ メソッド 教師課程 修了
RAD(ロイヤルアカデミーオブ ダンス) Grades 6課程 修了
仙和芸術学校 バレエ教師
ユニバーサルバレエアカデミー院長
世宗(セジョン) 大学コンクール 功労賞
韓国舞踊教師協会 優秀指導者賞
バレエスタジオ ハヌル 代表
日本ではなかなか定着しないメソッドの徹底教育ですが、この機会に桜井先生から学べる絶好のチャンスです。
ワークショップお問い合わせは メール
sokiballet@gmail.com まで
1 お名前
2 希望クラス (9日は中学生以上の方は2クラス受講可能)
3 所属団体、指導者名 (必ず所属先の許可が必要です)
をご記入の上、メールを送信してください。
定員になり次第、締切とさせて頂きます。
左右木健一・くみバレエスクール事務局
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20周年記念 ガラ公演 フライヤー
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初共演!
バタバタしているうちに、水曜日になってしまいました!
先週末にはチャイコフスキー記念東京バレエ団 ファーストソリストとして大活躍の宮川新大さんがスクールに来て下さいました!
今回のガラ公演、桂島奈々と左右木茉琳のパートナーを務めていただくことになりました。
リハーサル後、新大くんと新幹線に乗り、その日の夜は私は東京でリハーサル。
今回の上演にあたり、木村規予香先生から許可を頂き、本当に有難く思っております。
リハーサル後、新大くんと新幹線に乗り、その日の夜は私は東京でリハーサル。
大人の皆様と「レ・シルフィード」と「デニッシュ・ヴァリエーション」のリハーサルを行いました。
翌日、日本音楽高等学校にて指導後…
ボサボサの髪をカリスマ美容師のYさんに整えてもらい…
そろそろ本気で痩せようと思います!
左右木健一
✴︎フライヤー完成しました!
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フェルデンクライス WS
家本朋子先生によるフェルデンクライスWS
今回は2回目、ということもあり、生徒たちも以前よりも積極的に受講していました。
まずはFIレッスン
蒼士から見てもらいました。
「え?あれ?え?ん?」
といった身体の変化がありました!私はどうしても職業柄、マットに転がる イコール エクササイズ!みたいに動いてしまうのですが、フェルデンクライスはエクササイズではない。
普段自分が「頑張る!」とか「これが正しいんだ!」とか思いこんでいることを一旦忘れて
「こんなやり方もあるよ」
と、ソフトに提案してくれるようなレッスン。
ついついバレエで頑張ってしまう私や生徒たちには、必要な時間だったと思います。
そこからフェルデンクライスとはご無沙汰していたところに家本先生が仙台にいらして下さり…
家本先生のレッスンはもちろん日本語。言葉をしっかり理解して、自分できちんと考えて身体を動かしていく…
実はこれ、バレエにも当てはまることです。教師の発する言葉を生徒が理解しないと、上達は不可能。一方的に命令されて身体を動かすのではなく、自らの意志で動かす…フェルデンクライスはまさにそんな時間でした。
家本先生、ありがとうございました!
さて、明日はいよいよ桜井幸子先生のWSです。
フェルデンクライスとは対極?と言えるくらいの厳格なワガノワメソッド。そして私が最も楽しみにしていた指導者WSが実現します!
極少人数制のため、指導者WSキャンセル待ちで受講出来ない皆様、申し訳ありません。
明日からしっかりと勉強して、私の指導に生かしていくつもりです。
変わりゆく左右木バレエ。どうぞご期待下さい!
左右木健一
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桜井幸子先生 WS Day 1
桜井幸子先生の指導者&学生の為のワークショップ。
遂に開催致しました!ブログ…今日はいつになく語りますので、皆様、お時間のあるときに読んで下さい(笑)
今回はうちのスクールだけの為に来日して下さる、という非常に貴重な機会!
私がユニバーサルバレエに在籍していた頃、桜井先生は仙和芸術学校に留学しており、私が「くるみ割り人形」を2週間で24回踊ったとき(後にも先にも、こんなに踊ったことない!)桜井先生も子役で出演していました。
その頃、まだ仙和芸術学校にも、もちろん韓国にもワガノワメソッドは浸透していませんでした。しかし90年代に入り、ユニバーサルバレエがオレグ・ヴィノグラートフを招聘した日から韓国のバレエは一気に変化しました。それまで日本と同じでミックスしていたメソッドを廃止して、ワガノワメソッドオンリーに指導方針を一新。まずはワガノワメソッドを指導出来る教師陣を育てました。
韓国には数多くの大学に舞踊科があり、仙和芸術学校も勿論舞踊科に進学する一番近道の学校。その学校に入学するためには、勿論ワガノワメソッドが理解出来なければ無理。したがって街中のバレエ教室の先生たちもワガノワメソッドを理解しないといけなくなりました。
これが韓国のバレエの教育レベルが日本を超えた理由です。
日本はバレエがお受験に関わるわけでもなく、メソッドが一つでもない。そしてバレエ教師に資格は必要ないから変な話、誰でも指導出来る…従って国際コンクールでも審査員たちに
「日本人は、どうして基礎が出来ていない?」
「ヴァリエーションは踊れてもレッスンが出来ない」
「そのヴァリエーションも、メソッドをミックスしていてオリジナルの振付からかけ離れている」
と、毎回指摘されてしまう…
ここを私もコンクール審査員を務めていて、嫌というほど現実を見なければいけなかった。
そこで桜井先生に
「指導者の為のWSをお願いしたい」
と申し出たところ、快く引き受けて下さいました。
しかし、本当に少人数制で、というのが条件でしたので…
とにかく、日本のバレエ教育の問題点を解決するための「鍵」を桜井先生から頂きました!
それを踏まえての、子供たちのWS。
外国の先生たちだと、日本の子供たちを見て
「直せない。骨格上無理」
となる場合があり、それがワガノワメソッドが浸透していそうで浸透出来なかったのでは?と思います。そこで日本人の骨格でもある程度善かれ、というRADメソッドが浸透してきて、それはそれで救いもあり、素晴らしいことではありましたが、問題はRADだけだとコンクールで踊られるヴァリエーションに対応しきれなかったり、いわゆるプティパの全幕バレエに使えなかったりする…バレエ団に入り、慌ててワガノワメソッドを学びなおさなくてはいけなかったり…もちろんRADは特に年少の子供たちにとって素晴らしい成果がありますし、どのメソッドにも良い部分はあります。
しかし、英語ロイヤルバレエ団がRADオンリーではないし、むしろ現場を仕切っているのは意外にもロシア人だったりする、という事実を知らない方は多い。
「このメソッドが絶対正しい!」
みたいなことは桜井先生も仰っていません。
「ワガノワメソッドでは、このように腕を使います」
という感じで子供たちに指導していました。
そしてワガノワメソッドを指導する教師陣の間でも、腕の使い方や顔のつけ方などが違ったりするみたいで。ですから韓国では教師会があり、教師たちは毎回情報をアップデートするそうです。
日本のバレエの先生たちは、週1-2回しかバレエを習えない子供たちのためを思って、段階を隔てることなく、限られた時間でバレエの全ての動きを指導することが多い。なぜなら、きちんと把握しながら指導していたら、プリエだけで終わってしまい、ピルエットもジャンプもしないまま、バーにしがみついて終わってしまう。
トウシューズも同じです。11歳以下はトウシューズを履かせない、と海外のバレエ学校では当然の事が、日本ではない。なぜか?つまり中学、高校進学のため、いずれバレエを辞めるなら、いまのうちにコンクールに出て、キリの良いところでバレエを辞めてもいいように、とかバレエの楽しさだけ味わえばいい、趣味だから…というスタンスだから。それが悪い、とは言えないし、否定も出来ません。否定をするには日本のバレエ事情では、もう遅いかも知れません。
しかし…家本先生のフェルデンクライスも同様でしたが、一番大事なのは、同じように努力して結果が何年も変わらないなら、その努力する方法はもしかして間違っているのでは?と気づくことではないか…と言うことかな、と思うのです。
実は私も昨年あたりから思うことがあり、今年に入り、今までの自分が信じてきたもの、習慣を断ち切り、シフトチェンジました。勇気が要りましたが断ち切りました。なぜなら長年その習慣を続けていても進歩しているようで、していないのでは?と疑問に感じてしまったから。
指導を始めて20年…その20年が間違っていた、とは言いません。しかし、その20年をノスタルジックに振り返っていくのではなく、情報を上書き修正したい。桜井先生の指導法をベースに、私も変わろうと決意を新たにしました。
実は私もワガノワメソッドが苦手でした。日本人の骨格では無理だろうという先入観がありましたから。
しかし、そこに桜井幸子先生という救世主が現れました!先生、本当にありがとうございます。
Day 2 もよろしくお願いします!
↧
桜井幸子先生 WS Day 2
桜井幸子先生のWS 2日目。
本日も長々綴らせてください!
日本ではついつい「ボキャブラリーを増やさないと」と複雑なアンシェヌマンを組んだりすることが多く、私自身も20年前に指導を始めた頃はまだ現役だったが故に、ついついバレエ団で毎日受けているレッスンを簡単にしたような内容を指導したりしていました。
そこで再会したのが、さっきゃんこと桜井幸子先生。仙和芸術学校で指導していることは聞いていましたが、いまをときめく韓国から海外に羽ばたいた韓国のダンサーたちを陰で育てあげてきたのが桜井先生だと知ったのは、ついこの間のことでした。
ガラ公演のリハーサルのために仙台に来てくれた宮川新大くんも、指導者コースに参加してくれました!
Day 1 ではバーレッスンの内容を細かく指導して頂き、この日はセンターレッスンを。
バーレッスンの延長上というのは勿論ですが、センターレッスンを指導することの難しさを先生方と感じる2時間でした。
遠方からお越しの先生方、ありがとうございました!
日本ではついつい「ボキャブラリーを増やさないと」と複雑なアンシェヌマンを組んだりすることが多く、私自身も20年前に指導を始めた頃はまだ現役だったが故に、ついついバレエ団で毎日受けているレッスンを簡単にしたような内容を指導したりしていました。
しかし…これでは駄目なのだ、というのをここ数年、感じていました。なぜなら海外の先生いわく
「日本人はよく動けるけど、内脚だし、ポジションが定まっていないし、正しくない」
と言われ続けて、それがなかなか改善されないから。
何が正しくないのか…どのように指導すべきか…
ずっと模索していたなか、答えは意外と身近に、しかも私の古巣にあった…
そう、ユニバーサルバレエの付属中高の仙和芸術学校。
16歳だった自分にたくさんのチャンスを与えてくれた場所。
そこで再会したのが、さっきゃんこと桜井幸子先生。仙和芸術学校で指導していることは聞いていましたが、いまをときめく韓国から海外に羽ばたいた韓国のダンサーたちを陰で育てあげてきたのが桜井先生だと知ったのは、ついこの間のことでした。
ワガノワメソッドというよりは、仙和芸術学校で指導されてきたワガノワメソッド、と言うべきなのか…正しく表現できないのですが、とにかく東洋人の骨格でもワガノワメソッドは指導法によっては習得は可能なのだ、という答えが仙和にあった。これは私にとっては救いでした!
「なぜ日本はメソッドをミックスするんだ?」
と聞かれたので
「だって色んなレパートリーに対応できないでしょ?」
と答えたら、その先生が
「私達ロシア人たちが習うのはワガノワメソッドだけ。だけど見てごらん。フォーサイスだってキリアンだってベジャールだって何でも踊れるでしょう?それはベースがあるからだろう?」
と言われたことを思い出しました。
ユニバーサルバレエが現在得意とするレパートリーがナチョ・ドゥアト、オハッド・ナハリン、ハンス・ファン・マネンなど、ワガノワメソッドのワの字もないようなレパートリー。しかし団員たちは皆、ベースにワガノワメソッドがあります。
メソッドのミックスが悪いわけではなく、ベースがないのにミックスしてはいけないのだ、と改めて感じます。
人間の手のひらは2つしかない。まして子供の手のひらは小さい。そんな小さな子供たちにあれもこれも指導していては、結局将来何にもならない…習い事を幼少期にあれこれ習わされてきて
「結局、なんにも残っていません」
という大人は山ほどいる、と聞きます。それに似ている。習い事が多いのは悪くないですが、結果的に何も残らないなら、厳選すべきではないでしょうか?
だから、と言って私がこれから毎日日本で徹底的にワガノワメソッドを追求できるか、と言われたら…
指導者コースにいらしていただいた先生方も、皆、同じ悩みを抱えています。
結局は日本はバレエが「趣味」の域から脱出できない。韓国のように舞踊科のある大学進学の為なら、バレエがお受験に直結もするし、コンクールに参加するのも進学に有利だったり、男性なら兵役を免れるとか…そんな決定的な理由が、日本には見当たりません。だから家族の理解も得られない…海外で活躍するまで登りつめるためには家族の理解は必須。しかしバレエという芸術を理解できなかったり、劇場に通ってバレエを鑑賞することに賛同してくれない家庭に生まれてきた子供たちは…かわいそうです。
しかし、逆を言えば、そんななかでも戦いながらコツコツ頑張ってきたからこそ、日本からダンサーが育っている…それを支えるのは街中の個人のバレエ教室ですが、もしその個人の指導する方法が間違っていたとしたら…絶対に間違ってはいけないし、妥協してはいけない、たとえ週1の習い事だったとしても…
20年目にして、まだまだ模索中ではありますが、希望の光は見えてきました。
桜井先生、新大くん、素敵な時間をありがとうございました!
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20周年記念ガラ公演 主なキャスト
左右木健一・くみバレエスクール
20周年記念 ガラ公演
2017年 7月 23日(日)
名取市文化会館 大ホール
開演 15:00 (開場 14:30)
入場無料 <要 整理券>
整理券配布 2017年 7月1日(土)午前10:00-
メールにて予約
(1件のメールにつき、4枚まで予約可能)
✴︎7月1日(土)午前10:00-以前のメールは無効となりますので、送信日時にお気を付け下さい。
メール sokiballet@gmail.com
<ゲスト>
宮川 新大
(チャイコフスキー記念東京バレエ団)
川西 真理
(ベルリン国立歌劇場バレエ団)
アレクサンダー・シュパック
(ベルリン国立歌劇場バレエ団)
ロベルト・ケンジンスキ
(クラクフ歌劇場バレエ団)
<友情出演>
樋上 諒
(S.BALLET.ART)
大岩 詩依
(YARITA YU BALLET STUDIO)
雨宮 暖 市野 眞菜 小西 美鈴 飛田 夏美 前田 日菜
(YARITA YU BALLET STUDIO)
<左右木健一・くみバレエスクール>
左右木健一
(SBS YOUTH BALLET)
牛坂久良々
(クラクフ歌劇場バレエ団)
桂島 奈々
(SBS YOUTH BALLET)
左右木茉琳
(キーロフアカデミーオブバレエオブワシントンDC)
田中黎水那
(モナコ王立グレースバレエ学校)
ほか
<演目 主なキャスト>
PART 1
グラン・デフィレ
振付 左右木健一
出演 牛坂久良々 桂島 奈々 左右木茉琳
左右木健一 田中黎水那 鈴木 蒼士 ほか
PACE
(YAGP2017ニューヨークファイナル アンサンブル部門第3位作品)
振付 宮内麻衣子
出演 雨宮 暖 市野 眞菜 大岩 詩依 小西 美鈴
飛田 夏美 前田 日菜
「ラ・シルフィード」よりパ・ド・ドゥ
振付 オーギュスト・ブルノンヴィル
出演 桂島 奈々 宮川 新大
EIN TRAUM
振付 田中黎水那
出演 左右木健一 田中黎水那
PART 2
レ・シルフィード
振付 左右木健一
出演 佐渡 眞歩 ほか
ラ・ヴィヴァンディエール
振付 アルトゥール・サン・レオン
出演 左右木茉琳 田中黎水那
中道明衣 皆川椎南 田中 花 樋口 凜
佐藤歌恋 五十嵐心 倉沢ルチア 舟生実
PART 3
シンデレラ・ジャーニー
振付 左右木健一
出演 皆川椎南 桂島 奈々 ほか
「天地創造」より アダムとイヴ
振付 ウヴェ・ショルツ
振付指導 木村規予香
出演 左右木茉琳 宮川 新大
眠れる森の美女よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付 マリウス・プティパ
出演 牛坂久良々 ロベルト・ケンジンスキ
Faltz
振付 ユロエン・フェアブルッゲン
出演 川西真理 アレクサンダー・シュパック
PART 4
デニッシュ・ヴァリエーション
振付 左右木健一
出演 桂島 奈々 中道 明衣 ほか
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<事務局よりお知らせ> オープンクラス休講 開講 のお知らせ
<オープンクラス休講、開講のお知らせ>
6月13日(火)のオープンクラスは休講となります(ガラ公演参加の皆様はスタジオで自習が可能です。朝9時〜使えます)
翌日6月14日(水)は通常通り 10:45〜開催いたします。
左右木健一・くみバレエスクール事務局
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写真撮影 &スタッフ下見
家本先生、桜井先生のWSが続いての日曜日。
ガラ公演の写真撮影とスタッフ下見がありました。
朝から写真撮影があったので、韓国に帰られる桜井先生を空港までお見送り出来なくて(もっとお話したかった!)ホテルに車を手配して、桜井先生とはホテルでお別れしたあと、新大くんと私はスタジオに。
リハーサルをしながら、こんな感じで写真撮影を行い…
リハーサル中も、カメラマンさんの助手の方が、後ろにいらっしゃいますよね(笑)
スタッフ下見も、通し稽古をしつつ写真撮影を同時に…
あ、これは朝9時。みんなおめかししているのは
SBS YOUTH BALLETの新メンバーが西坂さんに写真を撮ってもらったから。
ひとり、ジャージ姿の変な人いますが(笑)
限定販売のアンドゥオールさんの苺のフロマージュが届いたものの(西辻さん、ありがとうございます!)朝からバタバタしていて…
今回のガラ公演、ちょっと面白い試みをしようと企んでます!
以前にもお伝えしましたが、20年の歴史を振り返るガラではなく、今の「左右木バレエ」そして、これからの「左右木バレエ」をお伝えする舞台となります。
過去の成功や失敗を振り返っても、所詮過去です。成功も失敗も上書き修正して、アップデートする。
それを是非ご覧頂きたく、今回は入場無料とさせていただきました!
7月23日(日)名取市文化会館大ホールです。
ゲストの皆さんは今をときめく方々ばかり!
詳細は → 20周年記念ガラ公演
整理券予約は7月1日からです。皆様にお会い出来るのを楽しみにしております!
左右木健一
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JBC石川 2017
ジャパンバレエコンペティション(JBC)石川
梅雨入り前の爽やかな季節に毎回開催されるので、この時期の金沢は暑くも寒くもなくて最高です!
そんな最高な気分を更に盛り上げる出来事が!
7月23日に上演する「天地創造」よりアダムとイヴ ウヴェショルツ作品を日本で指導して上演許可を唯一得られている木村先生。
今回、快く指導を引き受けて下さいました。
そんな木村先生とアダムとイヴのプロムナード練習。しかも審査員室(笑)
規予香先生、ありがとうございます!
この日は6名。審査前も審査後もずっとバレエの話です。審査員なら当然ですが。
たとえばバランシン作品ですと、作品にもよりますが、通常の回転とは顔の向きが違ったりします。プティパバレエとは明らかに違う顔の向きの時があります。その違いを審査員はきちんと理解しないといけない。
ブルノンヴィル、ラコット、ヌレエフの振付を踊る参加者もいますから、そんな時でも正しい振付を理解してからジャッジしないといけない。
審査員室では常にそのような振付の確認や作品の解釈について話し合います。その時間がとても勉強になります。
キーロフアカデミーから「コンクールであなたが良いと思う子供たちを選んでほしい」と依頼を受けてから早4年。
今回もまだまだ先ですがキーロフアカデミーのサマーインテンシブ参加権を3名の方に進呈しました。
来週からキーロフアカデミーのサマーインテンシブに参加します。がんばってね!
「絶対に好きな踊りだろう!」
という基準があるのですが、彼女たちはピッタリでした!動きがダイナミックで、思いっきりがあって。2人で仲良くYUMIKOを着て下さいね!
まだまだ課題は山積みなので、頑張って欲しいです!
ここ最近、国内のコンクールで数多くのスカラーシップや入学許可が進呈されますが「入学するには広き門。卒業するには狭き門」
と言うのは、あまり知られていないみたいです。そして、その広き門もいつまで広いままなのだろうか…ということも、知られていません。
日本人が留学するのは、珍しくも何ともなくなった今、問われる資質は外国の子供たちと同じです。
チャンスはたくさんの子供たちにあげるのが海外の先生たち。しかし、その頂いたチャンスを無駄にしたときの海外の先生たちの冷血な部分は、長期留学した人ならわかりますが、国内でしか活動をしていないと、なかなかわかりません。
私も海外生活が長かったので、慣れていますが、日本人と違って「義理人情」は存在しません。一見非情かも知れませんが、良い面もあります。変な癒着、しがらみ、惰性的な人間関係、本音と建て前、は存在しません。いいものはいい、悪いものは悪い。オブラートには包みません。
スカラーシップや入学許可を頂いて、あれもこれも、と留学する必要はないと思いますが、時期を逃すと気づいたらどの学校にも受け入れてもらえない、という事態になることもたくさん見てきました。
何事もタイミングだったり、運だったり…そのLUCKを掴み取る疑似体験が、コンクールの役割であり、学んできたことが果たしてお客様に認められるか否か、を疑似体験出来るのもコンクールだと思います。
JBCは、また主催の山城さんが新しい企画を考えております。その新しい企画は審査員にとっても有意義な企画です。お楽しみに!
いま機内です。今からシンガポールに指導に行きます。なんと29年ぶりです!
左右木健一
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30年ぶりのシンガポール
東京のリハーサルの翌日、シンガポールに飛びました。
シンガポールのTHE BALLET SCHOOLというスクールで3日間ワークショップの指導依頼を受けたのが2年前。スケジュール調整がうまくいかずに延び延びになっていた企画が、ようやく実現。
私もユニバーサルバレエのシンガポール公演以来(1987年だったので、ちょうど30年前!)この日を楽しみにしておりました。
空港にMr.KenとMs.Audreyが迎えに来てくれて、ホテルの部屋に入った瞬間、大絶叫(笑)
そう、マリーナベイサンズが目の前に!
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